ケアマネジャーとは?
CONCEPT
ケアマネジャーとは?
CONCEPT
やりがいや大変なこと、取得方法までを解説
これからケアマネジャーを目指している福祉関係者の人は、多いのでしょうか。
なぜなら、福祉関連の資格のなかでもケアマネジャーはとても魅力があるからです。
ですが、ケアマネジャーのことを調べていると、取得までにさまざまな条件があるため、自分は受験資格があるのか、どうやって勉強するべきなのかを迷ってしまうものです。
そこで今回は、ケアマネジャーとは何かについてお話ししますので、参考にしてみてください。
■ケアマネジャーとは何?
ケアマネジャーとは介護支援専門員とも呼ばれ、介護職のなかでも上位に位置する資格として知られています。
ケアマネジャーは、居宅ケアマネジャーや施設ケアマネジャーなど、対応するケースが異なります。
自宅で介護を受けている人を対象にしているのが居宅ケアマネジャーで、施設などの介護者を担当するのが施設ケアマネジャーです。
要介護者の人へ訪問介護やデイサービスなどを適切に受けられるように、ケアプランを作成したり、各施設などとの連絡を行ったりするのがケアマネジャーの主な仕事です。
例えばケアマネジャーは、市町村からの依頼があれば要介護者の調査を行います。
つまり、要介護者が認定を受けられるのかどうかをケアマネジャーが調査するということです。
その後、報告書を提出し要介護認定審査を経て介護サービスが開始されます。
介護サービスが開始しても、要介護者の状況を判断して適切な対応を行います。
介護される人とその家族とも定期的に話し合い、サービスに問題はないのか、適切に対応できているのかを細かく確認します。
■ケアマネジャーの資格を取得するためにやるべきことは?
ケアマネジャーの資格は、誰でも気軽に取得できるわけではありません。
なぜなら、ケアマネジャーになるには経験者でも最低5年以上かかるのと、試験の合格率は20%前後だからです。
多くの資格は受験資格を必要としませんし、合格率が20%でも、真面目に勉強すれば10人に2人は合格するものです。
ですが、ケアマネジャーにはまず受験資格があるため、誰でもなれるわけではありません。
ケアマネジャーの資格受験を得るためには、社会福祉士や介護福祉士などの指定された国家資格を持っており、5年以上かつ900日以上の業務を介護施設等でこなさなければなりません。
つまり、介護福祉士の資格を持っていてもケアマネジャーの受験資格を得るためには5年以上従事する必要があります。
ケアマネジャーの受験資格が得られたら、年に1回ある試験を受けて合格となります。
ケアマネジャー試験は年に1回しかチャンスがなく、さらに合格率も20%前後と、かなりの難関資格であるのと同時に、大変価値のある資格だと言えるでしょう。
■ケアマネジャーはどんなやりがいがあるの?
ケアマネジャーになるのはとても大変ですが、多くの介護職の人たちが合格を目指して頑張っています。
ケアマネジャーは、要介護者やその家族から感謝されることが大きなやりがいではないでしょうか。
なぜなら、ケアマネジャーは要介護者と家族との関りを深く持てるからです。
例えばケアプランの作成をした結果、将来的に要介護者の健康状態が良好になれば、とても感謝されます。
また、ケアマネジャーになれる人は限られていますし、各事業所においても重要視されているため給料がアップしやすい傾向にあります。
会社にもよりますが、介護福祉士の平均年収が400万円でケアマネジャーの平均年収が430万円と大きな差があります。
たったの30万円かと思ってしまいますが、長く働けば働くほど恩恵を感じられます。
■ケアマネジャーの大変な仕事は?
ケアマネジャーは給料も上がりますが、その分、責任も重くなる立場となります。
会社にもよりますが、ケアマネジャーはケアプランの作成だけではなく、要介護者宅への訪問や面談、医療従事者とのやり取りなどをこなさないといけないため、かなり大変です。
場合によっては介護士が行う仕事を任せられることもあります。
近年、ひとり暮らしの高齢者が増えてきたこともあり、家族にかわってケアマネジャーがサポートを行うケースも増えています。
また、予期せぬトラブルによりクレームに発展することも考えられます。
毎日やることが多すぎて大変なのに、クレームにより余計に疲弊してしまうこともあるでしょう。
■ケアマネジャーに必要なスキルは?
ケアマネジャーの資格を取得したと言ってもそれがゴールではありません。
むしろケアマネジャーの資格を取得してからがスタートです。
〇介護の知識
ケアマネジャーとして仕事をするためには、圧倒的な介護の知識が必要不可欠です。
当然、ケアマネジャーの資格を持っているわけですから、必要なスキルは備わっているはずです。
ですが、資格を取得したことに満足してしまうのはよくありません。
ケアマネジャーの知識は定期的にアップデートしていき、どんな状況においても臨機応変に対応できる介護の知識が昼用です。
〇要介護者や家族との適切なやり取りができる
ケアマネジャーは決して流れ作業ではなく、毎日が要介護者とその家族とのコミュニケーションによって成り立っています。
なぜなら、要介護者や家族の定期的な面談により、今後のプランが変わるからです。
単純に目の前にあることだけをこなしていては、ケアマネジャーの資格を取得した意味がありません。
また、ケアマネジャーは介護職員や医療従事者と連携をとって要介護者をサポートするため、コミュニケーション能力も必要です。
〇適切なケアプランの作成
ケアマネジャーはケアプランの作成が仕事としてあります。
このケアプランの作成は、要介護者が必要としていることや問題点をしっかり汲み取り作成しなければなりません。
これは、その場での状況判断力が必要ですから、日頃から多くの要介護者の行動をしっかり理解しておかなければなりません。
〇時間の管理
ケアマネジャーはとてつもなく忙しいです。
なぜなら、複数の要介護者を対応することが多いからです。
要介護者宅や事業所への訪問や面談、各種書類作成など多岐にわたるため、時間の管理ができないと難しい仕事でもあります。
■ケアマネジャーの資格を取得するなら独学?通信講座?
ケアマネジャーの受験は年に1回しかなく、合格率もかなり低いため、いかに効率よく勉強できるのかが合格への近道となります。
ケアマネジャーの試験勉強をする方法は、独学と専門の学校を利用するかのどちらかです。
〇独学は費用が抑えられるが難しい
もっともシンプルな勉強方法が独学です。
独学でしたら必要最低限の費用で学習できますが、普段仕事をしながら勉強しているのであれば、あまり効率的ではありません。
仕事をしながら勉強するのはかなり大変なため、いかに効率よく学習できるのかが重要だと言えます。
〇通信講座で効率よく学ぶ
もしケアマネジャーの資格を取得するなら、通信講座の利用をおすすめします。
通信講座は費用がかかりますがその分、合格に向けて学習できるため、最短で合格が可能です。
しかも通信講座は、通学をすることなく自宅などの好きな場所で効率よく勉強できます。
■まとめ
ケアマネジャーとは介護支援専門員のことで、介護のなかでもトップクラスに難しく価値のある資格です。
ケアマネジャーの受験資格から合格までは大変な道のりですが、将来的に介護の世界で頑張りたい、貢献したいとお考えであれば、ぜひ取得しておきたい資格だと言えます。
もし、ケアマネジャーの資格に興味がありましたら通信講座で効率よく学ばれることをおすすめします。